幼児の頃熱中症になった人間の体験談 その2
この記事の続きです。
まあ、そんなこんなで年嵩の女先生に怒られました。
「なんで警官の人の水筒を飲ませて貰わなかったのか」
確かに正しい意見です。黙って聞くしかありません。
でも、私は納得がいきませんでした。
その場は何かモヤモヤとした物を感じても黙っていましたが、寝て起きる一瞬前に膝枕をしてくれていた人との余りの違いに、ショックすら受けていました。
かたや膝枕、かたやキンキン怒鳴り声です。こんなに上げて落とされたら今でも泣くわ。
しかしその時の私は酷く疲れていました。
カンカン照りの中デスマーチよろしく目的地を目指し、精根尽き果てて倒れたばかりなのです。もはや泣く気力もありませんでした。
そして倒れたのは午前中だったはずなのですが、2度目の覚醒ではもう空も赤く夕方となっており、母親も迎えに来ていました。
母親が居る時に話している先生はとても落ち着き払っていて、こちらには何も言わず、母親に丁寧に何かを話している様子でした。
そうして帰る事になり、家の車に乗り、直ぐに寝てしまいました。
おしまいおしまい。
・・・とは問屋が卸しません。
いや、体験談は終わりですけど、そこで私は成長しながら事態の考察をする様になりました。
まず私がモヤモヤした部分、
「なんで警官の人の水筒を飲ませて貰わなかったのか」
という言葉です。
でも、これ・・・私は今でも無理です(確信
だって、ストロータイプの水筒ですよ?しかも知らない人ですよ?しかも警察官ですよ?どこに話しやすかったり水筒ねだり易かったりする要素あるの?それが出来るのはおねだりのプロだけです。自分アマチュアなんで・・・
とりあえず子供がみんな恥も外聞もなくおねだり連発する生き物だという先入観だけはやめて頂きたい。子供でも人間は人間なんです。
兎に角、かなりの覚悟が必要な事です。その覚悟を子供に求める?いや、それをやっていたら確かに気絶なんてしなくて済んだかもしれないとは思いますが、先生方は自分達で予備の飲み水なりの備えをしたりは出来たはずなのにそれをせず、自分達の事は棚に上げて、第三者を使って怒鳴り散らしたわけです。
言外に、お前が悪い、お前以外は悪くないと。
実際、謝られたりはしませんでした。
モヤモヤの理由もまだあります。
私は結局、自分の意志であんな危険な園外活動をしたわけではありません。ていうか誰だって嫌だと思いますが。
あんな魅力すら無い事をやらせるという事に、何か意味が有ったのでしょうか?勉強?ああ・・・夏場の危険性は勉強出来たかな・・・
これでは無意味と断言しても良いと思います。実際私は何も勉強する事無く自動的にリタイヤしてしまったので、何も得る物が無かったのは間違いないです。
無意味ならせめて夏場はやめてクレメンス。
これで私の体験と考察はおしまいです。
ほんと全国の幼稚園や保育園の方々にお願いします。
夏場にやる意味の無い事はやらせない事を真剣に考えてください。
やる時はやる時で対策を簡単な物でも兎に角一つは用意してください。0はマジでやばいです。マジで。
いや、もう、ほんとマジで。